馬川亭
桜は見ている 〜佐渡市合併てん末記〜
¥2,200 JPY
著者・発行 : 「桜は見ている 佐渡市合併てん末記」編さん委員会
出版社 : 新潟日報メディアネット
発売日 : 2023/12/2
言語 : 日本語
単行本 : 286ページ
ISBN-13 : 978-4861328381
寸法 : 14.7 x 2 x 21 cm
●目次
プロローグ
第一章 佐和田町の執念
第二章 両津市の迷走
第三章 地名の歴史とこだわり
第四章 合併期日はいつか?
第五章 議員定数
第六章 なぜ合併か
第七章 合併後の佐渡市は・・・
エピローグ
一気読みした。
移住してきてまもなく10年。
既に合併した佐渡市に住み始めた「旅んもん」としては蚊帳の外の話であり、事の流れを知る由もなかった。
佐渡に来てから島内各地の人と関わってきて感じた違和感。
なぜ、そんな発想になる?なぜ、そこにこだわる?
理解できなかった事も、この本を読み腑に落ちる部分が多々あった。
そして、さらに佐渡特有のステレオタイプもあるのだということもわかった。
愛着や執着、時に呪いと言い換えられるほどの思いの強さ。
これからの時代にそんなものはナンセンスだと突き放すか、その思いを丁寧に汲みとり繋げていくか。
矛盾しているようだが両方必要だろう。故に非常にめんどうくさい。
だが、佐渡の若者や移住者はその「めんどうくささ」に向き合わなくてはならない。
馬川亭店主